平素より大分バス並びに大分バスグループをご利用いただきまして誠に有難うございます。また、地域の皆様には暖かいご支援を賜り、心から感謝申し上げます。
当社は、1937年（昭和12年）の創業以来「奉仕・人間尊重」の経営理念、「進取・貫徹」の行動指針のもと、83年にわたり公共交通機関としての役割を果たしてまいりました。
路線バスでは大分市内のほぼ全域及び大分県南部エリアを営業エリアとし、高速・特急バスでは福岡・熊本・長崎と、九州内の県庁所在地を結んでおります。また、貸切バス事業、旅行事業、広告事業、飲食事業など、様々な事業を手掛け、地域の発展に貢献すべく取り組んできました。
今後、少子高齢化の進展に伴い人口減少が加速し、市場の縮小が顕在化すると見込まれ、厳しい経営環境になるものと考えられます。
しかしながら、いかに時代が変わっても、バス事業最大の使命である「安全・安心の確保」は不変です。同時に、人と環境にやさしい公共交通機関として、社会を支える要にならなければなりません。
これからは、交通手段を持たないご高齢のお客様に対する公共交通機関の役割は大きなものになり、ネットワークの再構築が必要になってまいります。
この期待に応えるためにも、経営基盤を一層強化し収益力の向上を図るとともに、運輸安全マネジメントを遵守し企業の社会的責任を果たし、社会から信頼される企業を確立する所存です。
今後も何卒変わらぬご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。
